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【校外活動の経験ほぼナシ!?】元東大生が、全米トップのリベラルアーツ大学に進んだ理由とは?

2019年11月27日

こんにちは!Qulii編集部です!
今回のゲストは”アメリカ最高峰のリベラルアーツ”アマースト大学に進んだ大学生、西川さん。
東京大学にも入学しながら、渡米した理由は何なのでしょうか??
アメリカの大学や海外留学に興味のある方、必見です!!

プロフィール

氏名:西川真寛

2019年4月 東京大学教養学部理科I類入学
2019年9月 アマースト大学入学

高校時代は吹奏楽部でトロンボーンと指揮者を、ほか修学旅行委員・新聞局員・卒業文集委員長などをしていました。
趣味は自分の趣味を広げること(?)で、音楽なら吹奏楽のほかショパン、ビリー・ジョエル、エルトン・ジョン、クイーン、カーペンターズ、グレン・ミラー、アントニオ・カルロス・ジョビンと幅広く聞きます。

現在、どのような形で社会の中で、自己肯定感を対話を通して育むコミュニティが作れるかに興味を持っています。

アマースト大学とは?

2008年度のU.S News College Rankingのリベラルアーツ大学部門で1位に選ばれた。最新の2017年度同ランキングでは、長年のライバル校であるウィリアムズ大学についで、2位につけている[1]。全米最高峰のリベラルアーツ・カレッジである。教育理念は”Terras Irradient (Let them give light to the world)”であり、社会に貢献する人物の育成を目標としている。世界中から極めて優秀な学生を迎え、経済的・文化的・人種的な面で多様性を重視した教育実践を行っている。平均クラス規模約10名という徹底した少人数による学問教育から、卒業生には4人のノーベル賞受賞者を輩出している。
なお、同校卒業生の新島襄が設立した同志社大学では「アーモスト大学」の表記を使用している[1]。

引用:Wikipedia『アマースト大学』
最終更新:2019年7月14日 (日) 00:47

アメリカの大学に行こうと思った理由は?

アメリカの大学に行こうと思うようになったのは主に以下の3点からです。

人材
世界中から優秀な人材を引きつけることのできるアメリカは、生徒・教授ともに突出した才能と能力を備えた人物を数多く擁しています。
特に、受験勉強にとらわれることなく、全人的に磨かれている中で、それでもキラリと光る個性を持った天才集団は、魅力的という言葉では言い表せないほど魅力的でした。

レアリティ
アメリカの大学に行くことのできる日本人は多くありません。トップ大学ともなるとなおさら貴重な経験を積んだ人材として重宝されることが将来増えるかもしれない。
世界レベルの称号をたとえ学部レベルの卒業証書であろうと海外で手に入れるというのは、希少価値という意味でもとてつもなく惹かれる要素でした。

自分の成長
異なる文化と言語の地で、全くノウハウや物ごとの仕組みがわからない状況で自分で道を切り開く経験は、日本では積めません。大学入学からカリキュラム編成、就職まで皆が一緒にやる日本ではなく、あくまで個々のパーソナリティ次第で様々に状況が変化しうるアメリカにて一人で勝負することは、自分をはるかに成長させてくれると思いました。

なぜアマースト大学を選んだんですか?

これも3点に絞ると、

突き抜けた学力と知的基盤
全米トップと言われても不思議でない教授陣と、10%になるかもわからない厳しい審査で選び抜かれた学生によって、自分の知性を磨きたかったのです。
他の大学からも合格はもらっていたので、まあこれはあくまで前提条件といえば前提条件ですね。

総合大との単位互換+オープンカリキュラム+少人数
まずオープンカリキュラムを採用している大学自体数少ないです。その中でも、アマーストは最も人数が少なく、最も緻密な指導が受けられる大学だと思います。そのような中で、近隣のマサチューセッツ州立大学アマースト校という全米トップクラスの総合大と単位互換を持っていることで、アマーストはリベラルアーツカレッジにありがちな選択肢の狭さをうまく解消していると感じました。
この3条件を兼ね備え、生徒に恵まれた環境で最上の選択肢を提供し続けられるのは、全米の中でもアマーストくらいではないでしょうか。

直感と周囲のアドバイス
自分はもともと、前述の理由でリベラルアーツの中ではダントツでアマースト志望でした。それに加えて周囲からも、他の大学よりアマーストの方があっていると言われたからです。

留学を考えたきっかけは?

僕がそもそもアメリカの大学を志すようになったのは、世界大学ランキングにおいてあまりにも日本の大学に比べて高い位置を英語圏の大学が占めていたからです。

この原因を、学生のクオリティという意味から探るために、僕はアドミッションシステムに焦点を絞って調査をしました。大学の入学基準はその大学が欲する人材を反映するからです。
結果として明らかになった点のうち、自分の中で明確に日本の大学との差として浮かび上がり、かつ魅力を思えた要素は以下の3点でした。

全人的な評価
日本の場合は他で何があろうとひとまず合格点を超えることができればペーパーテストで入学を決めることができます。この選抜基準で大多数の生徒を構成する日本の大学には正直自分も辟易としていた部分がありました。
それだけに、将来の伸び代や潜在能力を測る意味でも、様々な要素を加味していくアメリカの選抜システムは合理的だと思いました。

長期的な評価
日本の受験でもう一つ僕が嫌っていた点は、それまでの取り組み以上に時間軸の中でのたった一点を問題にしてしまう点です。アメリカでは、高校生活を通していかに卓越したかを問われます。また、ペーパーテストに関しても、本当の実力が出せるように何回も受けて良いことになっています。これらも非常に魅力的でした。

合理的な評価
そもそも、僕は日本に比べてアメリカの方がはるかに合理的に審査基準を練っていると思います。いまだに自分の中では、何故自分の決断で行った高校で真っ当に日々勉強に取り組まなかった人間が、多少塾で勉強をして知識を身につけるだけで一流大学という称号を日本で得られるのかに関して全く納得がいっていません。
アメリカの、課外活動や学校での取り組みを長期的に見ることによってその人が明確で筋の通った考えと行動をしてきたかを審査する基準は、日本の審査基準よりはるかに優れていると思いました。

高校時代の過ごし方について教えてください!

僕の高校生活で特徴的なことの一つは、間違いなく塾をほぼ使わなかったことだったと思います。アメリカの大学を受ける上で必要なSAT(米国版の標準学力試験)と、アメリカの出願用エッセイを除いて塾は一切使っていないのです。
こうなったのはまず第一に高校の教育がそれ単体で生徒を日本の大学であればどこであろうと問題なく送り出せるように設計されていたこと・塾に行くことによってダブルワークをこなす羽目になることを、中学受験時の経験から僕が忌避していたことが理由です。

その分学校での勉強には真剣に取り組みましたし、それが理由で先生方との信頼関係は普通の生徒よりはるかによく構築できていたのではないかと思います。
また、学校を起点に勉強を積み、残りは自分で工夫して中高を通して英語力を育もうと(アメリカの受験なしで)考えていたので、語彙の覚え方や作文練習の自主性なども磨かれ、結果として今のスペイン語学習や他の科目の学習にもその時のノウハウが生きていると思います。

ただ、決して僕は勉強と課外活動のトータルの活動量を決めて、勉強を増す代わりにそのほかを差し引くようなことはしていませんでした。むしろ、中1から継続的に部活・委員会などへのコミットが増え、それに応じて勉強なども含めて全体的な生活のクオリティが上がりました。
特に、高2の時に経験した音楽部指揮者・修学旅行委員・新聞局の掛け持ちなどは、今どれも非常に自分の中で大きな経験になっています。特に僕は、指揮者や、その他音楽部の活動には相当な熱量で取り組みました。
その中で勉強をどうやって維持していくかという部分に悩みつつも、結果としてそのプロセスで成長できたと思っています。

少なくとも、僕は決してこの記事を読んでいる方が想像できないような特異な高校生活を送ったわけではありません校外活動などはほぼ経験がない(高3夏のインターンのみ)上、部活なども通常の高校でもあるものばかりだったと思います(まあ音楽部の形態は普通の吹奏楽部からは違いましたが、自主性を重んじる部活の一つや二つくらいどの高校にでもあるとは思います)。
それらの活動にいかにこだわりを持って、自分が長い時間をかける価値があると思えたものに多少の労苦で投げ出すことなく取り組み続けたかが、結果としては最も自分を成長させてくれる要因でした。

受験準備では何をしてましたか?

ここでは僕自身の個人的な日米の大学併願タイムラインを年表形式で書いてみます。興味の湧いた時期だけでも見てみてください。

高校2年生
10月 アメリカの一流大学について調べ始める
11月 漠然とプリンストン大学に憧れ始める
         部活で最後の演奏会・指揮者として参加
12月 日本の受験勉強をしようと思い始める
1月   アメリカへの思いが膨らみネットサーフィン
2月   本気でアメリカの大学を志し、親に伝える
3月   情報収集(留学アドバイザーを回ってみる)
   初めてSATを解き、悲劇的な出来に終わる
高校3年生
4月      学校のOBにアゴス・ジャパンを紹介して頂く
   練習として以前のお題でエッセイにトライ
   TOEFLの模擬試験を解く・90点以上で一安心
   本気で受験勉強(日本)開始
   文集委員長を始める
5月   SATをネットのサイトで練習し始める
      日本の受験勉強・学校の授業で積極的に発言
6月   SAT Subjectという試験を受験
   800点満点で数学800点・物理780点
   TOEFLを意識した勉強を始める
7月  1学期の成績にひとまず安心
      夏のインターンシップに向け調整が進む
   SAT専門授業をアゴス・ジャパンで受講開始
      自分でその年のエッセイを書き始める
   エッセイにチューターから指導を受ける
8月   日本の受験とSATの勉強を進める
    TOEFL初受験・103/120を獲得し一安心
    最後にインターンシップを経験
    第1回東大実戦模試を受験、英語に救われる
    大量にエッセイを書きまくり、ひとまず完成
9月    SATの勉強に一時集中
    グルーバンクロフト基金出願
10月     初めてのSAT、1500/1600を獲得し大喜び
    アゴス・ジャパンでエッセイ指導受講開始
    必要なエッセイが増加し慌てる
    TOEFL (2回目)を受験 101/120
    日本の受験勉強を継続
    TOEFL・中間試験・SAT Subjectの地獄
11月   SAT Subject物理で800点を獲得
    第2回東大実戦模試を受験・英語に救われる
    12月のSATに向けて集中勉強
    エッセイが仕上がってくる
 12月     SAT2回目 1420点に終わる
→家で数分間フリーズ
     志望校最終決定
        グルーバンクロフト基金の奨学生になる
    東大のセンター足切りが怖くなる
    エッセイを仕上げて、12月30日に出願
1月   センター試験用の勉強
    アメリカの大学の面接
    センター受験・東大のみに出願
2月   東大2次試験を受験
3月   各大学から合否の通知を受け取る

(記者)西川さんは以前Quliiでも紹介した「こぎと」という学生団体も立ち上げていました。

学生団体を設立した理由・経緯は何だったんですか?


アメリカの大学を受ける過程を通して自分の高校生活を見直した結果として、日常的に自分の人生について考えて、自分の生活を自分で充実させる技術を身に付けられたのが高校生活での最も大きな収穫だと気づき、その結果として、将来の高校生に対しても同じような学びを提供できないかと考えたことです。

※こぎとについてはこちらから!

これからのアメリカ生活の展望について教えてください!

セミナーの予習ノート

今後は、統計学の授業を軸にしつつ、教育学を(Interdisciplinary Majorでとるか、もしくは僕の在学中に正式な専攻として学ぶかはともかく)、社会学・アメリカ学・文化人類学などの側面から学び、しっかりと卒業したいと思います。

また、課外活動やProfessional Experienceに関しても、参加するものからは手を抜かず、きちんと万全の準備を日々続けて行こうと思います。趣味はもちろんのこと、インターンなどに関しても、1日1日の取り組みの中で自分を差別化できるように頑張ります。

 

アマースト大学について知ってみたいことや、海外留学など詳しく聞いてみたいことがあれば、どんなことでも⬇︎の質問箱で送ってください!!

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