地域と、自分と向き合う夏!地域も自分も変わる合宿の魅力を聞いてみた!

2019年07月15日

山形市にある、東北芸術工科大学コミュニティデザイン学科に所属している本間さん。「高校教育」の観点から、地域課題解決を目指す学生団体「SCH東北」に所属し、イベント開催などを行なっています。
そんな本間さんがリーダーで、芸工大の学生がこの夏に【大学生とコミュニティデザインを学ぶ!】SUMMER IDEA CAMP 2019を開催します!
SUMMER IDEA CAMPとは、高校生向け2泊3日の合宿で、地域の魅力や課題を発見し、地域を元気にするアイデアを考えます。これまでは山形県内の様々地域で、移住促進、関係人口の増加、Uターン促進などをテーマに開催してきました。
第6回目のSUMMER IDEA CAMP 2019。今回はその魅力について教えてもらいました!

本間さんは高校時代、SUMMER IDEA CAMPに参加したことはありますか?

はい!私は高校3年生の時に、SUMMER IDEA CAMPに参加しました。当時は進路に迷っていて、将来したいことが分かりませんでした。何か自分を変えるきっかけになったらいいなと思い、姉に勧めてもらったこのプログラムに応募しました。今まで地域課題には触れて来なかったのですが、「地域ってこんなに面白いんだ」「町にはこんなに一生懸命でかっこいい大人たちが頑張っているんだ」と気づき、より深く地域のことについて知りたいと思い、東北芸術工科大学コミュニティデザイン学科に進学することを決めました。

SUMMER IDEA CAMP 2016の動画(本間さんが高校3年生の時)
出典:「おいで、おおえ」HP:http://oide-oe.jp

https://youtu.be/3Tshdg5RGYQ

コミュニティデザインとは何ですか??

コミュニティデザインとは、地域の中に入り、そこに暮らす人自身が課題を解決し、持続的な地域づくりができるように支援をすることです。全ての基本は人と人とを結び、チームを生み出していくことから始まります。
このコミュニティデザインの手法を活かしてサマーアイデアキャンプを運営しています。

東北芸術工科大学コミュニティデザイン学科

今年はなぜ新庄市でSUMMER IDEA CAMPを行うんですか?

今回、新庄市で開催することになったきっかけには、「SHINJO・MOGAMI ジモト大学(以降ジモト大学)」という存在があります。 ジモト大学は、私たちSCH東北が主催している※1SCHシンポジウムというイベント内で発足した団体です。山形県最上地域の高校生が地域活動に取り組むことができるようなプログラムづくりを行なっています。
ご縁のあるジモト大学の皆さんがSUMMER IDEA CAMPの必要性を感じてくださったことが最初のきっかけでした。

また、今年度新庄市開催ならではの特徴が2つあります。

1つ目が、参加高校生の多様性です。
今回ジモト大学と共催し、ジモト大学のプログラムとして、最上地域の学生に募集をかけています。
最上地域の「地元の高校生」と、他地域から来る「全国の高校生」が混ざってチームになることが、両者にとって良い刺激になります。
「地元の高校生」は、普段気づくことのなかった魅力や課題に気づくきっかけになり、「全国の高校生」にとっては、「地元の高校生」から詳しい地域の話を聞きながら、より地域のためになるアイデアを考えることができます。

2つ目が、新庄市ならではの魅力があることです。
それは「新庄まつり」です。今年のサマーアイデアキャンプは新庄まつりを中心にアイデアを考えていきます。
新庄まつりはユネスコ無形遺産に登録され、毎年大勢の観光客で賑わっています。当日3日間市内の学校が休みになったり、新庄まつりに命をかけている人がいると話す人がいるくらい、在住者はもちろん、転出者にとっても、地域の中で特別なものになっています。
市民全員にとって特別なものになっている新庄まつりだからこそ、新庄まつりをテーマに地域が元気になるアイデアを考えることができたら、新庄市がより持続的になるのではないかと考えています。
地域に密着した資源、特色を活用し、課題を解決できるようなアイデアを考えることができる機会になります!

※1「SCHシンポジウム」:SCHとはSuper Community High Schoolの略。高校・行政・民間などのセクターを越えた対話の学び場です。毎年2月に東北芸術工科大学で開催されています。</span>

実際に参加者はSUMMER IDEA CAMPでどういうことができるんですか?

1日目はフィールドワークで実際に町を歩き、新庄市について深く知るためにレクチャーを受けます。2日目はその地域で暮らす人にインタビューして、「新庄市を元気にするアイデア」をチームで考えます。3日目に実際に地域の人にアイデアを発表し、自分たちの考えていることを直接地域の人に届けることができます。

また、チームに大学生2人が常についているので、課題についてだけでなく、大学生活など日頃の疑問をぶつけることができます。初めて会う参加者たちが周りに集まる中で、緊張してしまうと思いますが、大学生に頼っていきましょう!

サマーアイデアキャンプ2018のフィールドワークの様子、地域の魅力と課題を発見します

サマーアイデアキャンプ2018の発表会、地域の方にアイデアを聞いてもらい、直接の意見をいただきます
緊張していた高校生も笑顔に、高校生と年が近い大学生だからこそ聞けることがあります

どうして今回からクラウドファンディングを始めたのですか?

SUMMER IDEA CAMPのことや高校生の地域活動の重要性を知ってもらいたい!と思い、クラウドファンディングを始めました。クラウドファンデングや広報用の文章作成を頑張りました。相手の心を動かしたり、共感してもらえる文章を作るのがとても大変でした(汗)

今は皆様のご支援のおかげで目標金額70万円達成しました!本当にありがとうございます!
今は来年度のためにも、高校生に「来てよかった」と言ってもらうプログラムを作るためにも100万円を目指しています!!

クラウドファンディングページ

最後に、参加する高校生に伝えたいことを教えてください!

面白いアイデアを作りたい!」
「全国に仲間が欲しい」
「自分を変えたい」
そういった思いを持っている高校生にぜひ参加してほしいです!

価値観が変わる「衝撃的な体験」ができる合宿です。合宿で逃げ場がないからこそやり切れる場があり、そこで必死に3日間取り組むことで生まれる達成感があります。そんなSUMMER IDEA CAMPを全力で過ごして自分の自信にしてほしいです!!!

たった3日間で人生が変わってしまうかもしれない。そんな体験をしてみませんか?

サマーアイデアキャンプ2018の集合写真、みんな3日間をやりきった最高の笑顔です

【大学生とコミュニティデザインを学ぶ!】SUMMER IDEA CAMP 2019 のプログラムページはこちら!!

Quliiにサマーキャンプやクラウドファンディングについて聞きたいことを⬇︎の質問箱で是非質問してください!

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