こんにちは!Qulii編集部の板倉です。
アフリカに興味はあるけど、いろいろ不安。。。そんな方にお勧めしたいのが、ルワンダという国。
ICT立国・女性が夜出歩いても大丈夫と言われるほど進んだ国です。
とはいえ、やっぱり不安はありますよね。
そこで今回は、神戸市主催のルワンダ訪問プログラム『KOBE STARTUP AFRICA in Rwanda』に参加した高校生に話を聞きました!
ちなみに、僕も一緒に参加してました(笑)
【プロフィール】
山田 果凛
2001年生まれ、兵庫県出身。
10歳から6年間タイのインターナショナルスクールで過ごし、現在は沖縄のインターナショナルスクールに在籍。
現在クラウドファンディングに挑戦中!!
ープログラムの事後報告会以来だよね。今日はよろしくお願いします!ー
お久しぶりです!よろしくお願いします!
ー今日は、”危険” “怖い”イメージのアフリカに高校生で参加したかりんちゃんに、実際参加してどうだったのかって話を聞きたいと思います。早速だけど、なんで今回のプログラムに参加したの?
理由が2つあって、1つ目は、私は今までタイとインドでボランティアをしてきたので。なんとなく次はアフリカかなと!(笑)
2つ目は、将来起業したいなと漠然と考えていたからです。これまでにタイやインドでボランティアに参加してきたんですけど、社会支援はボランティアだけではやっていけないことをずっと感じていました。何か仕事を通して継続的にボランティアをしたい、そうなったときにビジネスも学ぶことができるこのプログラムに惹かれました。
あと、私は元々「優れるな、異なれ」精神で生きてたので、それも理由のひとつです。周りと違う行動をすることしたら、自分の価値があがるよねって。
日本で起業するっていうと人と違うし難しいイメージがあるけど、だからこそ希少価値やチャンスも増えるのではないかと思っていました。
ー僕も今回のプログラムに参加して、単発ではなく、継続的な支援が大事っていうのを実感したな。かりんちゃんは以前から支援の重要性を痛感した経験があったの?
痛感ていうか、自分はここでどんなお手伝いができるのかというのを、インドでボランティアをしているときにずっと考えてたことなんです。
1回目にインドを訪れたときに孤児院の創立者の方に、ここで働かせて欲しい!って話したんです。その方に当時言われたのが、「あなたは日本人に生まれて、ここの子供たちよりも多くのチャンスに恵まれている。ビッグになって帰っておいで」という言葉でした。
2回目のインドでは、1回目の訪問の際にいただいた言葉を考えながらボランティアをしていたのですが、結局自分は今ここで何ができるのか、継続して役に立つにはどうすればいいのかという悩み・課題を抱えながら帰ってくることになりました。
ーそういえば、今高3で大学受験とがっつり被ってなかった?
私は9月入学なので時期的には大丈夫でした(笑)
ただ、自分のやりたいことがブレてて、将来やりたいことや大学受験の志望理由書も何を書いていいのかわからないまま、真っ白な書類を持参してプログラムに参加しました。ただ、高校生〜大人の方が参加していたので、皆さんに色んなことを教えてもらって、なんとか提出できました!!
ールワンダに行く前の不安ってあった?
英語が話せる分、なんとかなるでしょとは思ってました(笑)
ただ、空港で乗り換えるにつれて、アジア人がだんだん減っていったので、これから大丈夫かなって不安になりました。
ーそれめっちゃわかる(笑)
僕はルワンダの安全性は知っていただけど、やっぱりよくわからないし、怖いなっていう印象を行くまで持ってたんだけど、それはどう?
私は安全とかは大丈夫だったんですけど、「やばい来るとこ間違えた」ってめっちゃ思いました(笑)
っていうのも、事前研修でルワンダについて学ぶにつれて、元々イメージしてた、”貧困”っていう姿ではなかったんですよね。ICTとかスタートアップ企業が多いって話を聞いて、私これ合ってるのかなあって思いました。正直、研修中は参加への迷いとか不安が多かったです。
ー来てからは、ICT立国を目指しつつも、イメージしてたアフリカ=貧困っていうのも目にしたと思うけど。
起業アイデアをずっと考えてたんですけど、高層ビルとか見ててもなんか違うなって感じてました。
だけど、そのビルの反対側はやっぱりイメージ通りの景色だったり、街を歩いていると子供たちが「Give me money」って言ってくることがあったんですね。
当時はごめんねーって返してたんですけど、やっぱり私はこの子たちのために動きたいってすぐに決意しました。
ーちなみに、印象深かった場所とかエピソードって何だった?
自由行動でタンザニアとの国境付近まで行って、イミゴンゴを作りに行ったときですね。
ほんとにローカルの、いわゆる貧しい地域だったんですけど、そこのお母さんたちがご飯出してくれたり、一生懸命文化を教えてもらえたのが嬉しかったですね。
プログラム中は、イケてるスタートアップとか見に行ったんですけど、そことは違う家族のアットホームな雰囲気がとても良かったです。
自由行動なので、自分で行動を起こしてよかったと思いました。
イミゴンゴとは、18世紀にルワンダの王室の飾りとして用いられていた子牛の糞を利用したルワンダアートです。木の板をベースに、その上に子牛の糞と灰を混ぜて作られた粘土で幾何学模様が描かれています。そのインパクトある壁飾りはフランスのパリに展示されていたり、ニューヨークでの展覧会も予定されていたり、国際的な人気があります。
(引用:高校生がアフリカ貧困層の子供を救う!伝統工芸をRe:Designして新たな価値へ 2020/4/8)
あと、今回のプログラムって高校生から、上は50代くらいの大人まで参加してたじゃないですか。それも本当に参加してよかったと心から感じます。
ー中高生だけのプログラムとは得られるものが別物だよね。
24時間1秒1秒学ぶことが多かったです。いろんな方とのたわいない会話も勉強になったし。
今私は今回のプログラムを経てクラウドファンディングやってるんですけど、これのきっかけも大学生や大人の方々との会話の中で生まれたものです。
とにかく、私のやりたい!に対してたくさんの方が、「こんな情報あるよ」とか「この人紹介できるよ」って協力してくださって。本当にみなさんには感謝しかありません。
高校生同士のプログラムでは、周りを引っ張ることが多かったんですけど、今回はわからないを素直に言える環境だったことがとても良かったです。
ー僕はいま大学生だけど、大人の方はもちろん、高校生からも学ぶことがとても多かったな。良い意味でフラットな関係だったのが良かったね。クラファンをいまやってるって話だけど、これはどんな内容なの?
ビジネスモデルとしては、現地のシングルマザーが生産したアクセサリーを日本で販売して、得られた収益を彼女らに換言することで、継続的な収入と雇用を生み出す仕組みです。
マーケットでたまたま見つけたイミゴンゴの店のオーナーと話す中で、これをアクセサリーで販売したらどうだろう!と思いつきました。
ルワンダでは、シングルマザーの貧困率がとても高く、子供たちの未来を作るには、彼女らの未来を作ることが大切だと現地を調査する中で出た結論です。
みなさんのご支援よろしくお願いします!
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ー今高校3年生で、9月から大学生だよね。今回のプログラムを通して、どんな大学生・大人になりたいと思った?
自分のやりたいことが明確になりました。自分でビジネスを立ち上げて継続的に収入を得ることで、より多くの方々の力になりたいと改めて考えられました。
自信を持って、自分を語れるようになったのは、間違いなく今回、自分で行動を起こして、いろんな方に支えられた体と思っています。
まずは、英語でのウェブサイト作成や、ラジオ出演など、クラファン達成のためにできることをやってます!
ー最後に、ルワンダの好きなところは?
なんといってもきさくで優しい方が多かったところです。
マーケットのオーナーや、訪問先の会社の方々など、みなさんの温かみに触れました。
あと、とっても過ごしやすい気候でした(笑)
ー今日はありがとうございました!残りの高校生活はもちろん、大学生活やその先にも活かしていってください!クラファン応援してます!!
こちらこそありがとうございました!!