イベント内容
「イデオロギーの対立・軍事対立・陣営拡大の対立」を「冷戦」の三要素とするなら、現在の米中関係は明らかに冷戦、それもより危うい「新しいタイプの冷戦」だと見るのは、朝日新聞国際報道部記者で、元ワシントン・北京特派員の峯村健司さん。
峯村さんは北京特派員時代には胡錦涛から習近平への政権交代を取材。拘束二十数回という危険をかいくぐり、厳戒現場への潜入取材を続けました。ワシントン特派員時代にはオバマからトランプへの政権交代、そして史上初の米朝首脳会談も取材。
1/30【第1回】どうなる米中貿易戦争?――トランプvs.習近平
大統領選を控え、中国とのディールを自らの票につなげたいトランプ大統領と、減速が懸念される中国経済の難しい舵取りを強いられている習近平国家主席。交渉に着地点はあるのか? それとも対立はさらに深まるのか?
徹底した現場取材で培った知見と、米中両政府の要人との独自人脈から得た情報をもとに、米中新冷戦の正体とその行方、日本のとるべき道を探る連続講座です。
スケジュール
その他の講座
3/5【第2回】中国軍、台湾軍事侵攻――2020年10月、驚愕のシナリオ
2019年10月の建国70周年を祝した史上最大規模の軍事パレードで、兵器の実力を余すところなく披露した中国人民解放軍。アメリカをしのぐ実力を蓄えた世界最大の軍は2020年10月、悲願の台湾奪取に向けた軍事行動に出る――。そんな衝撃的なシナリオを内部文書や当局者の証言を元に立ててみたら、その結果は……。
4/6【第3回】翻弄される東アジア――香港、北朝鮮、台湾、そして日本
反政府デモで混乱を極める香港。そんな中で総統選を迎える台湾。膠着状態に陥った朝鮮半島情勢。米中両大国の覇権争いは東アジアに一体どんな影響を与えているのか? そして日本のとるべきポジションは?
5/14【第4回】未来の戦争とインテリジェンス――宇宙、サイバー、AI
軍事利用を狙った宇宙開発を続ける中国と、「宇宙軍」を正式発足させたアメリカ。増え続ける日米へサイバー攻撃。2014年に制定された反スパイ法で大きく変わった、中国をとりまくインテリジェンス。AIの脅威も現実化する中、未来の戦争はどうなるのか?
応募に関する情報
対象者 | 中学生・高校生・大学生・社会人 |
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応募条件 | 無し |
開催場所 | 幻冬舎1号館イベントスペース 東京都渋谷区千駄ヶ谷4-9-7 ※会場には駐車場・ 駐輪場がありません。公共交通機関をご利用ください。 ※会場には、飲料水の自販機がございません。飲み物は各自あらかじめご用意のうえお越しください。 |
イベント日程 | 2020年1月30日(木)19時~20時30分(開場18時30分) |
参加費 | *学生割引 受付にて学生証の提示をお願いいたします。 現在、高等学校・大学・大学院・専門学校に在籍している方が対象です。 全4回受講 5,500円(税込) 1回受講 1,650円(税込) |
応募締切 | 01月30日 |
その他
【講師プロフィール】
峯村健司(みねむら・けんじ)
朝日新聞国際報道部記者。1997年入社。中国総局員(北京勤務)、 ハーバード大学フェアバンクセンター中国研究所客員研究員などを 経て、アメリカ総局員(ワシントン勤務)。優れた報道で国際理解 に貢献したジャーナリストに贈られるボーン・上田記念国際記者賞 受賞(2010年度)。著書に『十三億分の一の男 中国皇帝を巡る人類最大の権力闘争』(改題した文庫『宿命 習近平闘争秘史』)、『潜入中国 厳戒現場に迫った特派員の2000日』などがある。