イベント内容
本ワークショップでは、主に外交・安全保障や戦略に関心のある高校生を対象として、戦略や安全保障に関する基礎的な知識を学びながら、東西冷戦時代におけるアメリカ合衆国(米国)とソビエト社会主義共和国連邦(ソ連)との国家間競争を題材に、市販の戦略ボードゲーム『トワイライト・ストラグル』を用いて、国家レベルの意思決定の疑似体験を行います。
参加者は、米国またはソ連の戦略チームの一員として、政治的・軍事的緊張の高まりを管理しつつ、核戦争を回避しながら、自国の影響力をいかに拡大していくかという視点で戦略を構築・実行していきます。
ゲーム中では、冷戦期に実際に起きた出来事を反映したイベントカードを用いて、影響力の配置、クーデター、不安定化工作、宇宙開発競争など、さまざまな手段を駆使して状況を動かします。
なお、ゲーム内には「デフコン(Defense Condition)」と呼ばれる、軍の戦闘準備態勢を示す指標に基づいた概念が導入されており、これに相当する5段階の警戒レベルが設定されています。
最も深刻なレベルであるデフコン1に達すると核戦争が発生し、その引き金を引いた側が敗北するというルールが採用されています。
これは、冷戦当時の核抑止の論理や国際政治の緊張構造を象徴的に再現したものです。
このようなシミュレーションを通じて、戦略的思考や状況判断の難しさを体感しながら、SFCで展開されている地域・戦略・技術分野における、実践的かつ学際的な学びへの期待を高めてもらえれば幸いです。
応募に関する情報
対象者 | 高校生 |
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応募条件 | 高校生1-2年生 |
開催場所 | 慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス 〒252-0882 神奈川県藤沢市遠藤5322 |
イベント日程 | 2025年8月5日(火) |
参加費 | 3,000円(昼食代・保険料等) ※開催場所までの交通費は含まれません。 |
応募締切 | 2025年6月12日(木) 定員:16名 |
イベントのパンフレット
こちらのイベントのパンフレットはこちらからご覧頂けます。(新しいタブで開きます)