イベント内容
自然素材にまつわるスキル(職人技術や手わざ)の伝承、拡張、知識の共有を目指すエルメス財団プログラムのひとつで、ワークショップと書籍を通して、学際的な学びのプラットフォームを提案しています。
素材をめぐるスキルとはどんなものでしょうか。
スキルという言葉を「技術」や「手わざ」という一般的な意味にとどめず、人工知能には簡単に代替えできないような人間独自の能力だと考え、3つの軸を設定しています。
素材の背景に広がる長い時間を理解し、他者と深く関わることで身体知を獲得する
丁寧な観察や鑑賞、愛でる、あるいは表現するといった、深く味わう感性や美意識を養う
複数の専門性を横断して多角的に考える、学際的な学びの姿勢を身につける
この活動を通して、素材との持続可能な関係を築く力と身体的な感性を養い、柔軟で展開力のある探究心と批判的に思考する力を育む機会を提供していきたいと考えています。
【開催日とプログラム】
A~Eのなかから選んでご応募ください
A 足下でうごめく生態系
2024/3/25(月)
場所:東京大学 田無演習林
「土の中の生き物たちと出会う」
講師:前原忠(森林昆虫生態学者/東京大学大学院助教)
「感触を踊る」
講師:倉田翠(演出家、ダンサー)
B 土のうつわ
2024/3/26(火)
場所:東京都立埋蔵文化財調査センター
「縄文土器をつくろう」
講師:塚田 清啓(東京都埋蔵文化財センター)
「アフリカの暮らしと土器」
講師:金子守恵(人類学者/京都大学准教授)
C 食事のまえとあと
2024/3/27(水)
場所:五反田「ヌキテパ」とその周辺
「土を料理する」
講師:田辺年男(「ヌキテパ」オーナーシェフ)
「微生物による分解と発電」
講師:三原聡一郎(メディアアーティスト)
D いまここにある大地
2024/3/29(金)
場所:九十九里 周辺
※少雨決行。ただし、雨風が強い場合は、3/31(日)に延期して実施。
「戯れ」
講師:保良雄(現代美術家)
「土に触れてかく詩と日記」
講師:大崎清夏(詩人)
E 土で建てる
2024/3/30(土)
場所:早稲田大学 西早稲田キャンパス
「土が壁になるとき」
講師:山田宮土理(土建築研究者/早稲田大学准教授)
【共通セッション】
全ての参加者は「共通セッション」にもご参加ください。
いずれも9:00~17:00を予定しています。
詳細は参加が決定したかたにご連絡します。
学校行事などで出席が難しい場合は、「応募フォーム」の「特記事項」の欄に、その旨を書いてください。
■ 3/24(日)オリエンテーション
@パルテノン多摩、東京都立埋蔵文化財調査センター
ゲスト・スピーカー
藤井一至(土の研究者/森林総合研究所主任研究員)
西條茜(美術家/陶芸家)
■ 6/9(日)振り返りセッション
@銀座メゾンエルメス フォーラム
応募に関する情報
対象者 | 中学生・高校生・大学生 |
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応募条件 | ・小学校卒業以後で、このプログラムに興味のあるかた(12-19歳):各回12名程度 ・土に深く関わっているか、教育に深く関わっているかた(20歳以上、年齢不問):各回若干名 |
開催場所 | 東京大学 田無演習林 東京都立埋蔵文化財調査センター 五反田「ヌキテパ」とその周辺 九十九里 周辺 早稲田大学 西早稲田キャンパス ※参加するコースにより場所が異なります。 オリエンテーション:パルテノン多摩、東京都立埋蔵文化財調査センター 振り返りセッション:銀座メゾンエルメス フォーラム |
イベント日程 | 2024年3月25日(日)- |
参加費 | 参加費や昼食代は無料です。 ただし集合場所までの往復交通費はご負担いただきます。 |
応募締切 | 2024年2月18日(日)23:59まで。 |