イベント内容
2020年以降、目に見えないウイルスによって日常が奪われ、私たちの生活や心境は大きく変化しました。こうした状況下、現代アートを含むさまざまな芸術表現が、かつてない切実さで心に響きます。本展では、パンデミック以降の新しい時代をいかに生きるのか、心身ともに健康である「ウェルビーイング」とは何か、を現代アートに込められた多様な視点を通して考えます。自然と人間、個人と社会、家族、繰り返される日常、精神世界、生と死など、生や実存に結びつく主題の作品が「よく生きる」ことへの考察を促します。
また、本展では、美術館ならではのリアルな空間での体験を重視し、インスタレーション、彫刻、映像、写真、絵画など、国内外のアーティスト16名による約140点の作品を紹介します。五感を研ぎ澄ませ、作品の素材やスケールを体感しながらアートと向き合うことは、他者や社会から与えられるのではない、自分自身にとってのウェルビーイング、すなわち「よく生きる」ことについて考えるきっかけになることでしょう。
本展のタイトル「地球がまわる音を聴く」は、オノ・ヨーコのインストラクション・アート(*1)から引用しています。意識を壮大な宇宙へと誘い、私たちがその営みの一部に過ぎないことを想像させ、新たな思索へと導いてくれるものです。
パンデミック以降の世界において、人間の生を本質的に問い直そうとするとき、こうした想像力こそが私たちに未来の可能性を示してくれるのではないでしょうか。
*1 コンセプチュアル・アートの形式のひとつで、作家からのインストラクション(指示)そのもの、あるいはその記述自体を作品としたもの。
応募に関する情報
対象者 | 全年齢 |
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開催場所 | 森美術館 六本木ヒルズ森タワー53階 〒106-6150 東京都港区六本木6-10-1 アクセスはこちら |
イベント日程 | 2022年6月29日(水) ~ 11月6日(日) |
参加費 | [平日] 一般: 1,800円(1,600円) 学生(高校・大学生):1,200円(1,100円) 子供(4歳~中学生):600円(500円) [土・日・休日] 一般:2,000円(1,800円) 学生(高校・大学生):1,300円(1,200円) 子供(4歳~中学生):700円(600円) 専用オンラインサイトでチケットを購入すると( )の料金が適用されます。 |
応募締切 | 11月06日 |