イベント内容
高校生のための 大学授業体験シリーズ
未来の自分を守る!社会に出る前に知っておきたい働くためのルール。
みなさんの多くが、将来、会社に就職するでしょう。
その際、みなさん(労働者)は会社(使用者)との間で「労働契約」という契約を締結します。
労働契約を締結することで、みなさんは、「会社のために働く」ことになり、一方で「会社から賃金(報酬)をもらう」ことができます。
一日何時間働くのか(労働時間)、働いたらいくらもらえるのか(賃金)、等の働く上での条件(労働条件)は、基本的には労働者と使用者が自由に決めることができます。
しかしながら、労働者個人と使用者・会社とではパワーバランスが違います。
雇われる立場、賃金をもらう立場である労働者の方が、弱い立場にならざるを得ません(関係的弱者)。そうすると、結果として労働条件を使用者が一方的に決めることになり、その結果として、低賃金や長時間労働等、劣悪な環境の下、労働者が働かないといけなくなる危険性があります。
そのような危険性を排除するためのルールを設定するもの、それが「労働法」です。
労働法は、関係的弱者である労働者を保護することで、適正な労働環境の構築を目指します。
スポーツをするときはもちろん、友達とゲームをする際など、みなさんはルールを確認すると思います。
「○○はしてはいけない」や「□□はしても良い」等、事前にルールを確認することは、自分を有利にするものであり、逆にルールを知らないことで不利益を受け、負けてしまうこともあります。
「労働法」も同じです。
「働くときのルール」である労働法を知ることは、働く上で必要不可欠なことなのです。
この講座では、①なぜ労働法が必要なのか、②労働法の保護するものにはどのようなものがあるか、について基本的な考えを紹介します。
そのうえで、実際に労働法が現代社会にどのような影響を与えるのか、「運送業界の2024年問題」を参考に見ていきます。
【講師】
東京都立大学 法学部 教授 天野 晋介
応募に関する情報
持ち物 | なし |
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対象者 | 高校生 |
応募条件 | 無し |
開催場所 | 東京都立大学オープンユニバーシティ(飯田橋キャンパス) 〒102-0072 千代田区飯田橋3丁目5−1 3階 |
イベント日程 | 2024年12月12日(木) |
参加費 | 無料 |
応募締切 | 定員:20名 |