イベント内容
大阪公立大学附属植物園は、2024年12月7日(土)にシンポジウム「高校生と考える持続可能な未来社会:生物多様性保全とネイチャーポジティブへの挑戦」を開催します。
増え続ける世界人口やグローバル化する人間活動が、環境破壊や生物の絶滅を引き起こし、人類の生存基盤そのものを脅かしています。
この課題を解決するために、1993年には生物の多様性に関する条約が発効し、「種」「遺伝子」「生態系」の3つのレベルの生物多様性の保全を目指すことが国際的な約束事となりました。
2015年の国連総会で採択された持続可能な開発目標(SDGs)の中では「陸の豊かさも守ろう」が掲げられ、森林減少の阻止や絶滅危惧種の保護が謳われています。さらに、「ネイチャーポジティブ」という新たな行動規範も生まれています。
生物多様性の損失を食い止め、回復軌道に乗せるためにはどうすれば良いか、今こそが人類の英知が問われているときだと私たちは確信し、高校生とともに考える場を作りたいと考えています。
シンポジウムでは各分野のトップランナーが、現在進行中の研究活動を分かりやすく紹介します。
また、持続可能な社会を実現するための現役大学生の活動も報告されます。
若い世代にとって、このシンポジウムがあるべき未来社会の姿を考える一助になることを願っています。
スケジュール
13:00 開場
14:00-14:05 開会のあいさつ 名波 哲(大阪公立大学附属植物園 園長)
14:05-14:30 「地球の気温変動と日本の植生の変化」 山田 敏弘(北海道大学 大学院理学研究院 教授)
14:30-14:55 「植物園における絶滅危惧植物の保全と増殖」厚井 聡(大阪公立大学 大学院理学研究科 准教授)
14:55-15:05 休憩
15:05-15:30 「ドローンを使った森林の多様性評価」小野田 雄介(京都大学 大学院農学研究科 教授)
15:30-15:55 「自然の声を聞く技術の開発:現在のモニタリングと未来社会のデザインに向けて」 芳賀 智宏(大阪大学 大学院工学研究科 特任助教)
15:55-16:05 休憩
16:05-16:30 「なぜネイチャーポジティブなのか?:生物多様性と人のつながりの重要性」森 章(東京大学 先端科学技術研究センター 教授)
16:30-16:55 「環境報告書作成に向けての私たちの活動ってどんなもの?」
大阪公立大学 環境マネジメント推進室(通称:環マネ)学生委員
16:55-17:00 閉会のあいさつ 名波 哲(大阪公立大学附属植物園 園長)
応募に関する情報
対象者 | 高校生 |
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開催場所 | 杉本キャンパス 理学部G棟1階 サイエンスホール 〒558-8585 大阪市住吉区杉本3丁目3番138号 |
イベント日程 | 2024年12月7日(土) |
参加費 | 無料 |
応募締切 | 2024年11月30日(土) 先着:150人 ※事前申し込みが必要です |
イベントのパンフレット
こちらのイベントのパンフレットはこちらからご覧頂けます。(新しいタブで開きます)