イベント内容
メメント・モリ( memento mori)という言葉があります。
ラテン語で「死を忘ることなかれ」という意味の警句です。この言葉は古代から現代にいたるまで、時代や思想よって様々な意味で解釈され、用いられてきました。
最近では、新型コロナウイルスの流行や世界で起こる紛争や侵攻の裡に、自らの『死』の影を見て、命や日常そして未来を見つめなおしたという人も少なくないのではないでしょうか?
この言葉、死を明確に認識できる動物である人間の、実に人間らしい言葉だと感じます。
自らの命の輪郭線である「死」を仮想的に描くことで、人は自らの「生」と向き合うことができるのです。
… でも、ちょっと変です。なぜ、わざわざ「死」を思わないと、「生」と向き合えないのでしょうか?
私たちは生きているのに…。いや、きっとそんなことはないはず。
と、いうことで今回ワークショップに臨むに際して、私たち二人はこう叫びたい…
メメント・ヴィータ!生を忘ることなかれ
「死」なんていうまわり道はしないで、ダイレクトに「生(vita)」にぶつかっていきましょう。
子供のように夢中になってあそぶとき、その世界に輪郭線はありません。時間も、空間も、体も、物も、自分も、相手もすべてが心地よく溶け合い、時に我すらも忘れます。しかし、そこにはまぎれもなく「生の手ざわり」があります。
そんな経験を、認識しようとすることも、語ろうとすることも不毛です。海をしまう容器を作るようなものでしょう。
であれば、もう、飛び込むしかないのです。
プレイエンジニア・矢野雅大と、美術教育家・いたがきだいち。各々が日々の子供たちとのかか わりの中で見出した「あそび」の極意と哲学を、「あそび」を通して体感していただきます。
【当日の流れ】
Part1:デタラメ文字を創る
自分を表す、デタラメ文字を創ってみよう。
想像したものを創造する時間を楽しんでみましょう。
Part2:つまらな(?)スクエア
やることは、白い台紙に黒い正方形を貼る。ただそれだけ。 そんなのつまらない!だったら勝手に面白くしてください。
応募に関する情報
対象者 | 中学生以上 |
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開催場所 | らんたん亭 〒123-0851 東京都足立区梅田4-12−14 |
イベント日程 | 2022年5月15日(日) 14:00-15:30 |
参加費 | 500円 |
応募締切 | 先着順 |
その他
初心者大歓迎!